海外での労働法・社会保険・税務

中国(上海)の労働法・社会保険・税務

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中国(上海)のビザ・予防接種

中国に赴任させる社員の仕事内容、中国での滞在期間等から判断して適切なビザを取得する必要があります。中国(上海)に必要なビザの申請から取得の流れ、必要な予防接種をご案内いたします。

中国赴任に必要なビザ

日本企業は、中国に赴任させる社員の仕事内容、中国での滞在期間等から判断して適切なビザを取得する必要があります。 中国の滞在に必要なビザには下記を含め、複数ありますが、ほとんどの場合赴任者にとって必要となるビザはZビザとなります。 2015年1月から必要なビザについての規定が変わり、必要書類が追加されました。 なお、15日以下の出張の場合には、これまで同様、査証免除措置(ノービザ入国が許可される)が適用可能です。

また、入国の際に「出張・会議」と記入いただいても入国に影響はありません。

直近の変更点 留意事項

2015年1月の変更により、

① 累計「90日未満」でも、

「国内の合作側で技術、科学研究、管理、指導の場合」には、「勤務証明」「短期就労許可」という追加書 類が必要となり、Zビザで入国すること

② 30日を超える場合には居留許可も取得すること

③ 2条記載の①〜③等の目的で入国する場合Mビザを取得することが、明確になりました。
詳細については、弊社パートナーのHPをご参照ください。

2015年1月から 人社部(014)78号 2003年9月まで
滞在可能期間 1条
※国内の合作側で技術、科学研究、管理、指導の場合
2条
① 機械設備の据付、メンテナンス
② 中国国内で落札したプロジェクトの指導、監督、検査
③ 子会社、代表処での業務
必要書類
15日 ① 勤務証明(新)※
② 短期就労許可(新)※
③【就労】Zビザ
【出張】Mビザ(商業貿易) ノービザ
(経商)
30日 Mビザ
(商業貿易)
90日 ① 勤務証明(新)※
② 短期就労許可(新)※
③【就労】Zビザ 4居留許可
365日 ① 就労許可
②【就労】Zビサ
③ 居留許可
中国での就労ビザ申請の流れ 〜赴任前〜

特に中国におけるビザ取得要件には、公表されている要件と運用的な要素の2つがあります。 法律も頻繁に変わりますので現地のコンサルに相談しながら進めるのがベターです。 なお、近年では日本側で2年以上の実務経験のない者はビザ取得の発給制限がなされています。 また、60歳以降についてはそもそも中国での就業要件から外れていますので留意が必要です。

中国での就労ビザ申請の流れ 〜赴任後〜

赴任後にも下記のフローが必要となります。 また、健康診断と居留許可申請には必ず赴任者ご本人が病院、入国管理局に赴く必要があります。

必要な予防接種

中国赴任にあたり、厚労省検疫所や東京医科歯科大の渡航医療センターが、接種が必要としているものは下表のとおりです。

予防接種の種類 接種回数 有効期間 予防接種料金
日本脳炎 3回(1~4週間後、約12か月後) 4~5年 7,700円×3
破傷風 3回(4週後、6~12か月後) 10年 3,740円×3
A型肝炎 3回(2~4週後、6~12か月後) 5年以上 7,700円×3
B型肝炎 3回(4週後、6~12か月後) 5年以上 6,270円×3
狂犬病 3回(1週後、3~4週後) 現地で動物に咬傷された

場合には、追加接種が必要

16,500円×3
麻しん、風しん 2回(4週後) 20~30年 13,200円×2
水痘 2回(4週後) 約20年 7,700円×2
インフルエンザ 2回(4週後) 8,800円×2

【参考】

東京医科大学病院 渡航者医療センター

赴任者1人につき約18万円がかかる計算となります。数週間置きに複数回の接種が必要なものが多くなっていますので余裕を持ったスケジュールを組むようご留意ください。

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