中国(上海)の生活環境
中国(上海)における教育事情
日本人学校

日本人学校とは、国内の小中学校又は高等学校における教育と同等の教育を行うことを目的とし、文部科学省から認定を受けた全日制の教育施設のことです。
一般に現地の日本人会等が主体となって設立され、その運営は日本人会等や進出企業の代表者、保護者の代表などからなる学校運営委員会によって行われています。
日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。
教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。
中国内には、図の示すように、日本人学校及び日本語補習校が14地域に存在します。
(上海、蘇州、大連、寧波、無錫、青島、天津、北京、杭州、広州、深圳、珠海、潘陽、南京)
※このうち、珠海、潘陽、南京、寧波、無錫については補習授業校のみ。
更に、上海には虹橋校と浦東校の2校の日本人学校が存在します。
※2011年に浦東校には高等部も併設されました。
また、上海の日本人学校には、スクールバスがありません!マンション住人専用のバスや、バス業者による団体バス、保護者自身の送迎等の手段から、保護者が自己責任で選択する必要があります。
※なお、児童だけで通学することは認められていません。
マンション住人専用バスが無い場合には、保護者同士で一台のバスを年間契約するという場合も多くあるそうです。
②給食がないため、毎日お弁当が必要となっています。
インターナショナルスクール
(小学校)
上海にはインターナショナルスクールの小学校が10校程度あります。米国系や欧州系、シンガポール系等があります。 各インターナショナルスクールごとにカトリック色が強かったり、自由な校風であったり、英語教育に力を入れていたり等の特色があります。年間300万円程度の費用がかかります。
(中学校・高等学校)
上海にはインターナショナルスクールの中学・高校が10校程度あります。 米国系や欧州系、シンガポール系等があります。 各インターナショナルスクールごとにカトリック色が強かったり、自由な校風であったり、英語教育に力を入れていたり等の特色があります。年間300万程度の費用がかかります。
あるインターナショナルスクールでは仮に、幼稚園から高校まで通った場合約2700万かかる計算となります。 非常に高額となりますので、赴任者の方の教育費を補助する際にはこの点も留意が必要です。
小学校・中学校共通
項目 | 金額(元) | 金額(円) | 対象 | |
---|---|---|---|---|
一時金 | 入学金 | 2,250 | 40,500 | 各児童 |
施設金 | 17,750 | 319,500 | 1家庭 | |
月額 | 授業料 | 2,060 | 37,080 | 各児童 |
PTA会費 | 25 | 450 | 1家庭 | |
年間 約45万円(一時金除く) |
※1人民元=18円として計算
高等学校
項目 | 金額(元) | 金額(円) | 対象 | |
---|---|---|---|---|
一時金 | 入学金 | 10,000 | 180,000 | 各児童 |
施設金 | 17,750 | 319,500 | 1家庭 | |
月額 | 授業料 | 9,310 | 167,580 | 各児童 |
PTA会費 | 25 | 450 | 1家庭 | |
年間 約202万円(一時金除く) |