タイの労働法
タイにおける出産制度
日本では下記の通り、産前42日、産後56日の休暇がありその間健康保険から出産手当金として給与の約2/3が支給されます。一方、タイでは90日間の産前産後休暇があり、そのうち45日間は有給扱い、残り45日間は政府による補助金が支給されます。また、育児休業はまだ制度化されていません。育児休業こそありませんが、共働きが前提の社会であり、育児による退職はあまりありません。
区分 | 日本 | タイ |
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産前休暇 | 42日 (給与の3分の2(66%)支給) | 産前産後合わせて98日 (45日間は有給) ※残りの45日分も社会保障基金により原則所得保障 |
産後休暇 | 56日 (給与の3分の2(66%)支給) | (例)月収4万THB 通常90日 = 12万THB 産休 = 9万THB |
育児休業 | 産後57日目から子供が1歳になる日の前日まで (給与の50%支給 + 社会保険料の免除) | 制度なし (※タイは基本的に共働き社会であるため育児による 退職は珍しく、休業制度もまだ存在しない |