シンガポールの労働法・社会保険・税務について
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シンガポールのビザ・予防接種
シンガポールに赴任させる社員の仕事内容、シンガポールでの滞在期間等から判断して適切なビザを取得する必要があります。シンガポールに必要なビザの申請から取得の流れ、必要な予防接種をご案内いたします。
日本企業は、シンガポールに赴任させる社員の業務や月収から判断して適切なビザを取得する必要があります。 シンガポールの就労ビザは、同時に就労許可証も兼ねており、別途就労許可証を取得する必要がありません。 滞在に必要なビザには下記を含め、複数ありますが、ほとんどの場合赴任者にとって必要となるビザはEP(Employment Pass)となります。
なお、EPを取得するための審査制度COMPASSについては、後記でご確認ください。
| シンガポールで就業するために滞在する場合 | シンガポールに 商用で滞在する場合 |
||
|---|---|---|---|
| 管理監督者 | ① Employment Pass ② Personalised Employment Pass ③ Entre Pass |
【出張】日本国籍者はビザ不要。 ただし、6か月以上のパスポートの残存期間が必要です。 |
|
| 中技能熟練労働者 | ① S Pass ※上限枠は雇用企業の業界によって異なります。 |
||
| 低技能労働者 | ① Work Permit | ||
| EP取得に関して | 給与条件 | 有効期間 | 申請先 |
| ①基本月給5,000Sドル以上
(金融サービス業界は5,500Sドル以上) |
②初年度⇒1~2年間 2回目以降⇒1~3年間 |
MOM(Ministy Of Manpower | |
① 月給は基本給や手当等毎月の支給額が変動しないものであることが必要です。現物給与は含まれません。5,000 Sドル以上なら大丈夫ということではなく、経験に応じた給与が求められます。
② 有効期限に関しては、政府が判断し、更新時に更新を拒否されることもあります。
COMPASSとはEP取得のために2023年9月1日から始まった審査制度のことで、合計40ポイント以上獲得することが必要です。
審査項目は、C1: Salary (給与)、C2: Qualifications(学歴)、企業の属性としてC3: Diversity (国籍の多様性)、C4: Support for local employment (現地雇用の促進)の4項目を基本審査基準とし、C5: Skills bonus (スキルボーナス)とC6: Strategic economic priorities bonus (戦略的経済優先ボーナス)のボーナス審査基準があります。
それぞれの評価基準とポイントは次のとおりです。
なお、以下の場合は COMPASS の適用対象外です。
● 月の固定給が22,500SGD (約2,800,000円)以上
● 海外企業内転勤 (Overseas intra-corporate transferee)
● 短期の勤務(1か月以下)
| 項目 | 基準 | ポイント | |
|---|---|---|---|
| 基本審査基準 | C1: Salary(給与水準) 業種ごとのPMET (※1) との比較 |
上位10%以内 | 20 |
| 上位35%以上、上位10%未満 | 10 | ||
| 上位35% | 0 | ||
| C2: Qualifications (学歴) | トップクラスの大学卒 (※2) | 20 | |
| 大学卒 | 10 | ||
| 学位に相当する資格なし | 0 | ||
| C3: Diversity (国籍の多様性) 申請者と同じ国籍が企業の PMET に占める割合 |
5%未満 | 20 | |
| 5~25% | 10 | ||
| 25%以上 | 0 | ||
| C4: Support for local employment (現地雇用促進) 現地採用PMET比率の同業種での順位 |
上位50%以内 | 20 | |
| 上位80%以上、上位50%未満 | 10 | ||
| 上位80%未満 | 0 | ||
| ボ|ナス審査基準 | C5: Skills bonus (スキルボーナス) 人材不足のリストに掲載された職種で、申請者と同じ国籍が企業の PMET に占める割合 |
3分の1未満 | 20 |
| 同3分の1以上 | 10 | ||
| C6: Strategic economic priorities bonus(戦略的経済優先ボーナス) | 政府との関係における一定の投資、イノベーション、国際化案件 | 10 |
※1 PMET: Professionals (専門職)、Managers(管理職)、Executives (総合職)、Technicians (技術職)
※2 日本の場合、東大、京大、東工大等7大学が対象とされている
シンガポールのビザ取得の流れは以下の通りです。ポイントとなるのはやはり STEP1「審査」の部分です。審査においては月収要件が重要となってくるので、給与設定時には配慮して決定しましょう。

シンガポール赴任にあたり、厚労省検疫所や東京医科歯科大の渡航医療センターが、接種が必要としているものは下表のとおりです。
| 予防接種の種類 | 接種回数 | 有効期間 | 予防接種料金 |
|---|---|---|---|
| A型肝炎 | 3回 2回目:2〜4週間後 3回目:6〜12週間後 |
10年 | ¥7,700/1回 |
| B型肝炎 | 3回 2回目:2〜4週間後 3回目:6〜12週間後 |
10年 | ¥6,270/1回 |
| 破傷風 | 3回 2回目:2〜4週間後 3回目:6〜12週間後 |
5年〜10年 | ¥3,850/1回 |
赴任者1人につき約5.3万円かかる計算となります。数週間置きに複数回の接種が必要なものが多くなっていますので余裕を持ったスケジュールを組むようご留意ください。





